山隈城 (やまくまじょう) (花立城)
所在地 福岡県朝倉郡筑前町四三嶋177 2020.9.24
山隈城 (やまくまじょう) (花立城)
所在地 福岡県朝倉郡筑前町四三嶋177 2020.9.24
登城ルート(緑線は車道)
二の丸の駐車場
北側の腰郭から本丸
本丸の日方神社
本丸跡碑・説明板
南東尾根の堀切
山隈城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m(ゲートから)】
【感想】 標高130.4mの花立山に築かれており、日方神社が祀られ、北側に腰郭がある。本丸の北東に二の丸があり、愛宕神社が祀られている。
麓から見ると一際目立つ山容で、本丸の展望台からは西に筑後平野を一望できる。
【案内】 県道53号線より「干潟工業団地」の中を通って行くと愛宕神社への車道がある[マップコード55 011 649*40]。
200m程先にゲートがあり、そこから時計回りに登って行くと二の丸の駐車場に着く[55 012 392*64]。
二の丸に愛宕神社(表記番地)、本丸に日方神社(英彦山神社)が祀られている。本丸の南東側の尾根に堀切が残っている。
西麓の城山公園からも遊歩道があり、階段を登って本丸に行くことができる。
【歴史】 正平十四年(1359年)大保原合戦(筑後川の戦い)の際、北朝方の少弐頼尚は、はじめここに本陣を置いた。しかし、筑後川の戦いで南朝方に敗れた北朝の足利尊氏は撤退した。
戦国時代には古処山城主・秋月種実の支城であった。
天正十四年(1586年)豊臣秀吉の九州平定後、名島城に入った小早川隆景の支城となった。