聖通寺城 (しょうつうじじょう) (宇多津城・平山城 )
所在地 香川県綾歌郡宇多津町(その他) 2017.12.13 2018.3.4
聖通寺城 (しょうつうじじょう) (宇多津城・平山城 )
所在地 香川県綾歌郡宇多津町(その他) 2017.12.13 2018.3.4
常盤公園
積み石の古墳
常盤公園・平山城跡碑
石碑
本丸虎口
本丸
ゆるぎ岩
聖通寺城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆ 比高80m】
【感想】 瀬戸中央自動車道西の標高117mの聖通寺山に本丸、北の常盤公園が出丸となっている。常盤公園南西に「平山城跡」の石碑が建てられている。遺構はほとんど見られない。
南の聖通寺山は30m四方ほどの本丸平坦地があり、土塁の一部や切岸が見られた。
【案内】 常盤公園となり頂上に駐車場がある[マップコード77 835 583*16]。
南の鉄塔の建っている聖通寺山が本丸で石碑「聖通寺山城の跡」が建てられている。東側の展望台のある平坦地まで車で行ける。
駐車場より南に下ると、県指定記念物の重さ10トンの「ゆるぎ岩」がある。片手で押すと揺れ動くと説明板に書かれているが、とてもそうは思えない。
【歴史】 応仁年間(1467~69年)に細川頼之の配下・奈良元安が築城した。
奈良元安は香川元明、安富盛長、香西元資と並んで細川家の四天王と呼ばれ、宇多津で塩飽水軍を有していた。
奈良氏が歴代にわたって居城したが、天正十一年(1583年)に長宗我部元親に攻略された。
天正十三年(1585年)の羽柴秀吉の四国征伐後に仙石秀久が入城した。天正十五年(1587年)秀久失脚後に、讃岐一国を与えられた生駒親正が聖通寺城に拠ったが、天正十八年(1590年)高松城を築いて移り、廃城となった。