清水山城 (しみずやまじょう) (国の史跡)
所在地 長崎県対馬市厳原町西里 2014.5.5
清水山城 (しみずやまじょう) (国の史跡)
所在地 長崎県対馬市厳原町西里 2014.5.5
登城ルート
桝形虎口石垣
三ノ丸石垣
二ノ丸虎口石垣
一ノ丸虎口前部石垣
一ノ丸虎口後部石垣
清水山頂上
清水山城 一ノ丸跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高150m】
【案内・感想】 県立対馬歴史民俗資料館(厳原町今屋敷668−1)に駐車し、徒歩にて北側の道路を北西に約300登り、T字路を東に約100m行くと有明山登山道登り口がある(地図) 。
有明山登山道を少し行き(直進すると有明山)、分岐を北(右)に110mほど行くと三ノ丸虎口の桝形に至る。
桝形、城壁石垣が良く残っている。尾根に沿って110m登ると、二ノ丸虎口に着く。崩れた石垣が各所に残る。
更に登ると門跡と思われる二重の石塁のある一ノ丸に着く。標高210m比高約150mの清水山頂上からは四方が展望でき眼下に厳原市街や厳原港、フェリーの航跡などが見える。
昭和五十九年(1984年)12月6日、国の史跡に指定された。
【歴史】 豊臣秀吉が文禄・慶長の役に際して、天正十九年(1591年)八月、「唐入り」を翌年春に決行することを全国に告げ、本陣の名護屋城から朝鮮への経由地となる壱岐の勝本、対馬、上対馬の撃方山に兵站基地となる城を築くことを命じた。
対馬に於いては厳原の西にある清水山(標高206m)に毛利高政によって築城されたと伝えられている。現在は石垣のみがよく残っており、山麓の厳原市街地からも山頂を望める。