十市城 (とおいちじょう)
最寄地 奈良県橿原市十市町614 2018.7.12
十市城 (とおいちじょう)
最寄地 奈良県橿原市十市町614 2018.7.12
南側遠景
南西側
城跡碑
十市城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 周囲に堀跡を思わせる水田があり、入口付近に「十市城之跡」の石碑が建てられている。内部は野菜畑となり見るべきものは見当たらない。
【案内】 国道24号線「十市町」交差点より東に行った表記番地の東50mほどの微高地にある[マップコード36 711 502*55]。
【歴史】 築城時期は定かではないが、十市氏代々の居城であった。永正年間(1504~21年)には、十市遠治が興福寺大乗院領の荘官となり、筒井氏・越智氏と並び称された。
戦国時代、十市遠忠は筒井城主・筒井順興・順慶に仕え、天文五年(1536年)詰めの城として龍王山城を築いた。
天文十四年(1545年)十市遠忠が急死すると、その子遠勝は筒井順昭、筒井順慶の傘下に入った。
遠勝は、筒井氏と共に抵抗し、松永久秀と戦っていたが、やがて抗しきれず永禄五年(1562年)頃、松永久秀に降り、勢力は衰退した。