神田城 (かんだじょう)
最寄地 和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見3553 2022.5.3
神田城 (かんだじょう)
最寄地 和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見3553 2022.5.3
登城ルート(緑線は車道)
持宝寺北の駐車場・津波避難路
北側の3重堀切(1番目)
主郭虎口の城址碑
主郭
南側の三重堀切(一番目)
南側の三重堀切(三番目)
神田城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高70m】
【感想】 周参見川左岸の標高約76mの丘陵に築かれている。期待しないで登ったが、いきなり北側の深い3重堀切に出くわし感激した。
二郭と南の一段高い主郭があり、主郭虎口の土塁に立派な城址碑が建てられている。主郭南には傾いた神社があり、その南に深い3重堀切がよく残っている。
また南の送電線鉄塔との間に浅い堀切が2条見られた。
【案内】 県道38号線より南へ70mほど行った持宝寺北に駐車場があり墓地を通って津波避難路がある[マップコード457 195 554*06](地図)。
道標に従って登っていくと金比羅神社があり、裏から主郭まで整備された山道が通じている。
【歴史】 永禄十二年(1569年)織田信長に敗れ阿波に逃れていた宇都宮勘解由道直が周参見氏長を頼って周参見に移り、神田城を築いたといわれる。
神田城主となってからも信長に対しての恨みが残り、石山本願寺に従って織田軍と戦ったが、本願寺が降伏した後、周参見に戻って帰農したという。