猫路山城 (ねこじやまじょう)
最寄地 大阪府南河内郡千早赤坂村桐山258 2018.10.22
猫路山城 (ねこじやまじょう)
最寄地 大阪府南河内郡千早赤坂村桐山258 2018.10.22
登城ルート
上赤坂城の本丸下より奥へ
砦跡の切岸・浅い2重堀
猫路山城跡の南西側平坦地
主郭・標識
北側の内堀
北側の外堀
猫路山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高190m】
【感想】 千早赤坂村桐山の標高405mの山頂にあり、上赤坂城の後方を守る位置に築かれている。
主郭は東西約60mと細長く、北東下段に2重空堀が残っている。
西側の山頂に砦跡があり、切岸や浅い2重堀が残っている。台風21号の影響で、全般的に杉の倒木が多く移動には苦労させられる。
【案内】 国道309号線より村道を西へ850m行くと「村立学校給食センター」(表記番地)がある。その前より南へ200mほど行くと見学者駐車場が用意されている[マップコード36 420 059*81]。
上赤坂城へ登り、本丸下に猫路山城の標識がある。そこより倒木の多い山道を歩く。途中に標識が建てられ、土橋がある。
尾根を辿って南下すると、切岸の目立つ砦がある(地図: 赤坂城塞群の図では無名)。南東に2重になった浅い堀切が残っている。
そこより南東に行き、約300m地点で左(北東)へ向きを変え尾根上の平坦地を進むと、堀切があり、上段に主郭がある。
主郭には黄色い標識が建てられている。北東隅から下ると、弧状の内堀があり、下段に外堀が残っている。
北東側から尾根伝いに「セト・金剛山」への遊歩道があり、国見山城へ行くことができる。
【歴史】 鎌倉時代後半から南北朝時代にかけて活躍した楠木正成の本城上赤坂城の支城砦群のひとつで、元弘二年(1332年)に築かれたとされる。