中野城 (なかのじょう)
所在地 和歌山県和歌山市中野21 2016.4.25
中野城 (なかのじょう)
所在地 和歌山県和歌山市中野21 2016.4.25
石垣・碑・説明板
説明板
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 国道26号線「延時」交差点より西へ600m行った信号より右折した「パームシティ和歌山」(和歌山市中野31−1)の北側駐車場から歩いて行ける[マップコード35 302 248*82] 。
表記番地の民家の塀の下に石垣が残っている。石垣の前の低地が堀跡とされる。「中野城跡」標柱、説明板が敷地南西塀の前に建てられている(地図)。
【歴史】 戦国時代、紀ノ川平野に勢力を誇り、織田信長と戦う大坂本願寺を支援していた雑賀衆の城であった。孝子峠越えと大川峠越えの道が交差する付近に位置する。
天正五年(1577年)二月、雑賀制服を目指す信長が和泉山脈を越えて侵攻してきた際、雑賀衆がこの城に立て籠もって応戦した。発掘調査によって、その当時の銃弾が出土しており、激戦を物語っている。
雑賀衆は信長に降伏したが、その後も独自に大坂本願寺を支援し続けた。