十門城 (とうとみじょう) (重門城・麓城)
最寄地 愛媛県東温市山之内甲1139−1 2021.3. 6
十門城 (とうとみじょう) (重門城・麓城)
最寄地 愛媛県東温市山之内甲1139−1 2021.3. 6
登城ルート(緑線は車道)
長慶天皇行在之地碑
林道麓線より登り口・奥に配水施設
北尾根入口
北尾根の堀切
主郭・土塁
主郭南土塁
西の郭
西の郭西の堀切
十門城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高120m(配水施設より)】
【感想】 東温市山之内にある標高683.9mの城山(麓山)に築かれており、土塁の残る3つの郭から構成されている。北と南西に堀切がよく残り、他に畝状の竪堀や横堀などが見られる。
【案内】 県道152号線より「麓橋」を渡ると「長慶天皇行在之地」の碑が建てられている(地図)。市道を約3km登って行き、集落の西外れから林道「麓線」がある[マップコード778 034 286*62]。
舗装された林道を約250m行くと、配水施設がありその前が広く駐車でき、10m程手前に右斜めに登る道がある(地図)。
枝状の作業道があるが、真っ直ぐ登って行くと鉄塔西の尾根に出、尾根を西に歩く。
城跡東側に横堀とそれに続く竪堀があり、北尾根から南に登るとすぐ堀切があり、三角点のある土塁と主郭がある。
主郭は2段になり、供養塔が祀られ南側に土塁が巡っている。主郭東に土塁のある東郭がある。
西に土塁や窪地のある西郭があり、南西に大堀切が見られ、それに続く竪堀がある。
主郭南斜面には3条の畝状竪堀が見られる。
【歴史】 『重信町誌』によると、南北朝時代に南朝3代長慶天皇を奉迎した加藤遠江守、得居某が城主として伝えられている。