蟻尾城 (ありおじょう) (在尾城・有尾城)
最寄地 佐賀県鹿島市高津原納豊分5900 2020.3.10
蟻尾城 (ありおじょう) (在尾城・有尾城)
最寄地 佐賀県鹿島市高津原納豊分5900 2020.3.10
登城ルート(緑線は車道)
縄張図
展望台
最初のピークの墓
豊前坊の石積
段郭
主郭
帯郭・土塁
蟻尾城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高100m】
【感想】 標高192mの蟻尾山に築かれており、東端の豊前坊から主郭まで約300mの細長い縄張りとなっている。
三角形の主郭には土塁や石積が随所に見られ、北に帯郭がある。堀切は見られなかった。
【案内】 蟻尾山公園にある市民球場西側に駐車場が用意されており、道路向かいの公園に説明板が建てられている[マップコード104 025 780*73](地図)。
水道施設前頼左に登ってゆくと展望台への遊歩道がある。
展望台背後のピークから南西方向の尾根へ下ってゆくと、蜜柑畑に出、その左側の道を進んでゆくと城跡に着く。
東端に石祠(豊前坊)があり、西の鞍部を進み、藪を抜けると、登りとなり段々を経て、最高所に主郭がある。
北側に帯郭があり、南西尾根に段郭や竪堀がある。
【歴史】 鎌倉時代から室町時代にかけて藤津地方を支配した大村氏が、小城の千葉氏に備えるため、文正元年(1466年)大村家徳によって築かれたと云われる。
文明九年(1477年)千葉胤朝は藤津の大村氏を攻め、その後大村日向守家親の守る蟻尾城も攻められ落城した。