九万石城 (くまんごくじょう)
最寄地 熊本県菊池郡大津町矢護川1319-2 2019.3.4
九万石城 (くまんごくじょう)
最寄地 熊本県菊池郡大津町矢護川1319-2 2019.3.4
標柱・入口
竹林へ
空堀・土塁
曲輪
西端の土塁
九万石城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 矢護川左岸の台地に築かれている。城域は宅地化ではっきりしないが、北端の竹林の中に南北に伸びた土塁や空堀が見られる。長年の落葉など堆積物でかなり埋まっているが。
【案内】 県道23号線に面して、矢護川簡易郵便局(表記番地)の西側に「九万石城入口」の標柱が建てられている[マップコード480 871 658*47](地図)。側面にやや薄れた由来文が記されている。
北に100m程行き民家の左に鬱蒼とした竹林があり、西側にかけて曲輪が広がっている。
【歴史】 合志佐々木氏の前期7代は、南北朝から室町時代の100余年、ここに城を築いて合志東部を支配した。
矢護川の豊かな実りを祝い「九万石城」と名付けたといわれる。周辺には、上中・下中等の城館に関連する地名が残されている。
後の戦国期にかけて合志氏は、飛隈城(住吉)、合志城(竹迫)と進出し、勢力を伸ばした。