直島城 (なおしまじょう) (高原城)
所在地 香川県香川郡直島町 2021.4.9
直島城 (なおしまじょう) (高原城)
所在地 香川県香川郡直島町 2021.4.9
登城ルート
本村待合所
護王神社参道
主郭・高土塁
高土塁・南虎口
高土塁・堀切
護王神社
八幡神社
直島城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高15m】
【感想】 直島東部の標高約20mの山頂に築かれている。主郭は20m四方ほどの広さで、東側に擁壁が施され、南側に高土塁が残っている。
その南に堀切が残っており、唯一の見所となっている。北側に腰郭があるようだが薮が凄く確認できなかった。
また南の護王神社、八幡神社の敷地も曲輪と思われる。
【案内】 宇野港より四国汽船フエリーや旅客便が直島宮浦港に運行されているが、城跡に近い本村港に行くことにした。
駐車場は道路東側にあり一日500円で利用できる[マップコード19 264 714*17](地図)。
四国汽船「直島行き小型船旅客乗り場」(地図)から7.25発 11.55発があるが7.25発を利用した(往復割引570円)。
帰りは本村発12.30で5時間あるので、八日山城や直島丸山城を合わせて見学しても時間を持て余すようだ。
7.45に到着し待合所から西に歩くと、護王神社の参道がありそこを登ると主郭に着く。
主郭の灯籠先に説明板、北側に鉄塔が建てられ、東側は道路工事で削られ擁壁となっている。南側に高土塁、堀切が残っている。
南に護王神社の平坦地があり、さらに鞍部を挟んで八幡神社の平坦地がある。
【歴史】 高原次利は、羽柴秀吉の備中高松城水攻めの際、秀吉の海上警備につき活躍し、天正十年(1582年)岡山城で秀吉に謁見し、参陣の恩賞として直島・男木島・女木島の3島600石の所領を賜った。直島に高原城を築き、その後6代90年間続いた。
慶長五年(1600年)関ヶ原の戦いでは2代次勝が家康方に付き、その功で幕府の旗本寄合加えられた。
3代直久、4代徳寿、5代内記と続くが、6代数馬の時寛文十一年(1671年)にお家騒動が起き改易され、天領として倉敷代官所の支配地となった。