久保泊城 (くぼとまりじょう) (津久見砦・久保泊塁)
所在地 大分県津久見市四浦 2019.3.7
久保泊城 (くぼとまりじょう) (津久見砦・久保泊塁)
所在地 大分県津久見市四浦 2019.3.7
登城ルート
登り口
南の郭
堀切・土橋
石垣
主郭
主郭・石垣・祠
久保泊城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高30m】
【感想】 津久見市四浦の標高59mの半島状山頂に築かれている。一帯は、岩山で岩を巧みに利用した曲輪に石垣を併せ持つ堅固な城である。
先端の岩場からは足がすくむが、四浦漁港など変化に富んだリアス式海岸が眼下に望める。
【案内】 県道611号線より市道を150m程下ると、擁壁を斜めに登る坂があり、その手前の墓地横に路駐できる [マップコード186 536 517*57](地図)。
折返して登るとすぐ2段になった広い郭がある。その先に堀切・土橋があり、岩場の虎口を登り北に行くと、祠・石積みのある曲輪がある。その先に鞍部の主郭があり、北端の石垣の奥に祠が祀られている。
【歴史】 築城時期や築城者は定かでない。天正十四年(1586年)豊後に侵攻した島津軍は栂牟礼城主・佐伯惟定との戦い敗れたあと、四浦の海岸から久保泊城攻めを企てた。
久保泊城には鳩兵部少輔など近隣の武将が籠城して島津軍と戦い、撃退したと云われる。