栖本城 (すもとじょう) (湯船原城)
最寄地 熊本県天草市栖本町湯船原1055 2018.5.5
栖本城 (すもとじょう) (湯船原城)
最寄地 熊本県天草市栖本町湯船原1055 2018.5.5
登城ルート(緑線は車道)
東側堀切(左)
入口・標識
城址碑・説明板
本丸公園
2の丸・給水設備
栖本城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 天草市栖本町を流れる河内川左岸の標高51.5mの山頂に築かれている。東側に曲輪が配置され、東尾根に堀切がよく残っている。
【案内】 県道34号線より河内川を渡り、円性寺(表記番地)方面に東側から向かう。城跡東の市道ガードレールの両側に堀切が見られる。
そこから西へ行った峠の本丸公園入口付近に何とか駐車できる[マップコード254 288 278*83]。その先は狭く、円性寺側からは階段があり車は登って行けない。
最高所に本丸があり公園となっている。本丸には城址碑、説明板が建てられている。東側には「海外戦役記念碑」があり、一段下ると給水設備のある二の丸となっている。
昭和五十一年(1976年)1月10日、天草市の史跡に指定された。
【歴史】 築城時期など定かでないが天草五人衆(天草氏・志岐氏・大矢野氏・栖本氏・上津浦氏)の一人・栖本氏の居城であった。栖本氏はおおむね13世紀頃には栖本一帯を支配していたとされる。北方の上津浦氏と対立を深め、度々抗争を繰り返した。
天正十七年(1589年)天草五人衆の時代が終わった後、栖本氏は天草を離れた。
慶長六年(1601年)唐津藩主寺沢広高が天草を支配すると、ここに城代を置いた。