伊与部山城 (いよべやまじょう) (夕部山城)
所在地 岡山県総社市下原/倉敷市真備町辻田 2022.5.4
伊与部山城 (いよべやまじょう) (夕部山城)
所在地 岡山県総社市下原/倉敷市真備町辻田 2022.5.4
登城ルート(緑線は車道)
車道入り口・駐車場
車道終点・石段
主郭・歌碑・東屋
北から見た主郭・観自在寺・歌碑
伊与部山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m】
【感想】 高梁川右岸の標高107mの城山に築かれている。
「伊与部山公園」として整備され、南北2つの郭から成り、北側は傾斜地となっている。
東屋の周辺に「明石寺」「金剛福寺」「観自在寺」などの石塔や歌碑が配置され、植栽も多く、 市民の憩いの場として親しまれている。
北西方向に鬼ノ見城が望める。
【案内】 県道278号線から舗装道があり入り口に駐車場がある[マップコード111 566 624*03]。
そこから狭い車道があるが、民家の角が狭く自信のない方は徒歩がよい。頂上手前に駐車スペースがあり、石段を登り折り返すと頂上の「伊与部山公園」に着く。
【歴史】 築城時期は定かでないが、戦国時代の山城で城主は明石兵部小輔とその養子彦三郎であった。
天正三年(1575年)正月十六日鬼ノ身城攻撃に当たり、毛利方の武将小早川隆景が陣を敷いた。
鬼ノ身城主上田実親は毛利の攻撃を受け、二十歳の若さで自刃し、城兵3千人の命を救ったといわれる。