行武城 (ゆきたけじょう)
所在地 広島県三原市大和町大草 2019.3.9
行武城 (ゆきたけじょう)
所在地 広島県三原市大和町大草 2019.3.9
国道から見た城跡
説明板
民家横の堀跡
主郭
行武城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 三原市大和町大草の南の丘陵より突き出た半島状台地に築かれている。
民家敷地や畑となっており、切岸が見られ、切岸に説明板が建てられている。
安芸髙田から山陽道に向かっていると途中、如何にも城跡らしい台地が眼に留まり、車を止めて見に行くと、説明板が建てられており納得した。
【案内】 国道486号線が三原市久井町から三原市大和町に入り、西に1.4km行くと、左側(南側)に切岸の見える台地がある[マップコード257 283 692*50]。
昭和三十九年(1964年)7月から8月にかけ、城跡上面の掘削工事(改良工事)で発掘調査が行われ、多くの出土品と土塁建物遺構等から14世紀前半の築城と推定される。仏教関係遺構出土品等特筆される『大草町文化財保護協会大草支部』説明板より。
【歴史】 行武氏は小早川氏の一族かその家臣と思われる。
「『芸藩通誌』に城名あり、城主・由来等の記載はない。関係人物か。文明十二年(1480年)高山城主・小早川敬平(たかひら)相続礼餞差出上京に行武氏三百文上納(小早川文書)。また永禄三年(1560年)久井稲荷生社殿再建普請奉行に行武餘左衛門房実の名あり(棟札)。」『大草町文化財保護協会大草支部』説明板より。