窪之庄城 (くぼのしょうじょう)
所在地 奈良県奈良市窪之庄町656 2017.2.4
窪之庄城 (くぼのしょうじょう)
所在地 奈良県奈良市窪之庄町656 2017.2.4
八坂神社
神社左横の空堀
神社背後の土塁
東側空堀
西側曲輪・土塁
西側空堀
窪之庄城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 土塁、空堀が意外とよく残っている。殊に西側に行くと左側の竹林の中に深い空堀が、見栄えは良くないが残っている。曲輪跡は一部竹林、畑となり北側には民家が点在している。
【案内】 八坂神社(表記番地)の左手より登った背後(北)に東西に土塁・空堀が残っている。その北の竹林が主郭と考えられている。
付近は道路が狭く、神社鳥居東の県道187号線のごみ置き場横に駐車できる[マップコード11 205 229*10](地図)。
【歴史】 東大寺の荘官だった興福寺衆徒・窪城氏が居城とした。窪城氏は古市氏に属したが、永正三年(1506年)に筒井氏に城を攻められて落城し、その後は筒井氏に従った。
永禄十一年(1568年)に松永久秀に攻められ落城するが、後に再び筒井氏の城となり、元亀二年(1571年)には松永勢を撃退している。