造田城 (ぞうだじょう)
所在地 香川県仲多度郡まんのう町造田/綾歌郡綾川町西分 2017.12.12 2020.2.4
造田城 (ぞうだじょう)
所在地 香川県仲多度郡まんのう町造田/綾歌郡綾川町西分 2017.12.12 2020.2.4
登城ルート
林道入口
鉄塔の背後より登る
南西側の郭
北東側の郭
腰郭
造田宗俊埋葬地の碑・造田明神
首切地蔵
造田城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高150m】
【感想】 まんのう町と綾川町の境にある標高428.1mの城山に築かれている。
中腹の鉄塔を目標に登るが、中に入ると樹海のようで鉄塔は見えず、見当をつけて四国電力の管理道標柱を頼りに登った。鉄塔から先は目印も無く、尾根筋を見失わないように登った。
山頂に北東から南西方向に3つの郭が並び、南東側に腰郭が見られたが、堀切は見当たらなかった。
北東の土塁先端からは、眼下に産廃処理施設の焼却炉の白煙が見えた。
【案内】 県道265号線より「讃岐変電所」に向かい、左折約1km行くと登り口がある[マップコード228 579 552*56](地図)。
写真の林道へ入り、約300m行くと林道から右に分かれ、200mほど行く。分岐があり四国電力の標識のある右へ進み登ってゆくと送電線鉄塔下に出る。
鉄塔背後から尾根伝いに登ってゆくと、3つの起伏した細長い曲輪の山頂に着く。
北麓の県道17号線に面して「備中守宗俊埋葬之地」の石碑があり、右に造田大明神の石宮が祀られている[マップコード228 608 832*54](地図)。
また北西麓の県道17号線旧道横に首切地蔵が祀られている[マップコード228 608 457*28](地図)。長宗我部元親軍に敗れ、家臣が処刑された所と云われている。
【歴史】 戦国時代、当地の勢力を誇っていた羽床氏の家臣の造田備中守宗俊が城主とされる。
天正七年(1579年)長宗我部元親軍に攻められ落城した。造田宗俊は城に火を放ち自刃したと伝えられている。