長比城 (たけくらべじょう)
最寄地 滋賀県米原市柏原65-1 2016.10.25
長比城 (たけくらべじょう)
最寄地 滋賀県米原市柏原65-1 2016.10.25
登城ルート
登り口碑
西曲輪・土塁
主郭食違い虎口
主郭・砦跡碑
横堀
長比城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高170m】
【感想】 近江と美濃の境目の城で、中山道柏原宿の北東の標高390.9m比高約170mの野瀬山山頂にある。小雨煙る日であったが、西曲輪は土塁が見応えがあった。時代は下り、今は麓を通る名神高速道路の走行音が聞こえてくる。
【案内】 国道21号線「柏原東」交差点より北に約100m行き、右折して東海道線踏切を渡り右に100m行くと、「長比城跡登り口」の石碑が建てられている[マップコード242 034 265*76]。
300mほど登ると、砂防ダム手前に広い駐車スペースがあり、登り口(地図)がある。山頂まで800mの標識がある。
少し登ると、「秋葉神社」が祀られ柏原宿が眼下に望める。100mおきに「山頂まで○○○m」の標識が立てられており、迷わず登って行ける。
200m手前に竪堀、虎口があり、周囲に土塁を巡らした西曲輪(地図)があり、中々見応えがある。
更に100m登ると主郭食違い虎口があり、左の土塁上に三角点がある。その先に灌木が多くあまりはっきりしないが、広い主郭がある。中央に「城跡長比砦跡」の碑が建てられている。北東側に横堀が残っている。
【歴史】 元亀元年(1570年)、織田信長は離反した浅井長政を攻める為近江に侵攻した。長政は越前衆(朝倉軍)の力を借りて、長比城・苅安城(上平寺城)を改修し信長軍に備えた。
しかし守備していた堀秀村・樋口直房が信長に内応して開城し、信長はここに陣を敷いた。