丸山城 (まるやまじょう)
最寄地 鳥取県鳥取市六反田116−1 2016.5.20
丸山城 (まるやまじょう)
最寄地 鳥取県鳥取市六反田116−1 2016.5.20
登城ルート
神社跡への登り口
南西の堀切・竪堀
鎧岩神社跡
主郭
丸山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高40m】
【案内・感想】 県道191号線より西に行った表記番地の東の小山が城跡である。
少し北に行くと、鎧岩神社(廃)入口があり、登ってゆくと鎧岩神社跡があり礎石等が散乱している。その上段に主郭があり、草が茂っている。南側は少し低くなり、南西側に竪堀がよく残っている。
【構造】 現在の鳥取市六反田集落の背後にある標高44m(比高40m)ほどの独立した丘陵上に存在した。小城ながら山全体に曲輪、土塁、堀を巡らせ、堅固な造りとなっている。
主郭部は3つの曲輪によって形成され、周囲には無数の帯曲輪が配置されている。城の南部に5条、北西に1条の竪掘も確認される。
保存状態は良く、小城ながらも見ごたえが十分にある城である。山麓では今のところ、居館跡などの遺構は確認されていないが周辺には「村土居」、「村上土居」、「村下土居」などの小字が残っている。
【歴史】 築城年代は不明だが、室町時代末期に吉岡春斎入道(吉岡定勝の父)が築城したと伝えられている。
因幡吉岡氏の初期の本拠地とされるが、小城で十分な防御が期待できないことを憂えた吉岡氏は、吉岡温泉の東に箕上(蓑上)山城を築城、天正元年(1973年)頃に本拠地を移転したという。