板西城 (ばんざいじょう) (町の史跡)
所在地 徳島県板野郡板野町古城城ノ内1 2017.9.21
板西城 (ばんざいじょう) (町の史跡)
所在地 徳島県板野郡板野町古城城ノ内1 2017.9.21
社と説明板
説明板
城址碑
板西城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 住宅地となり正確な位置、規模とも不詳という。推定地に城址碑、説明板が建てられている。
【案内】 徳島自動車道を潜った県道122号線の南の交差点に「板西城跡→」の標識がある。
西へ進み天満神社前を南へ道なりにゆくと、社の前に説明板、城址碑(木の裏)が建てられている[マップコード56 459 462*21]。
古城、城ノ内、城ノ西という地名がある。また、愛染院(板野町那東居内居内32)に赤沢信濃守と将兵の墓がある。
【歴史】 平安時代末期、藤原師光の6男・近藤六親家(こんどうろくちかいえ)が築城したという。親家は屋島の合戦(1185年)に向かう源義経の道案内をし、平家滅亡の一助となった。
その後、赤沢氏の居城となり、阿波国守護職居館が秋月から勝瑞城に移ると、その西の守りを固める重要な城であった。
天正十年(1582年)の中富川の戦いで長宗我部元親の侵攻を受け、勝瑞城と共に落城し、城主・赤沢信濃守宗伝も討死した。
昭和三十年(1955年)3月31日、板野町の史跡に指定された。