勝連城 (かつれんじょう/かつれんぐすく) (国の史跡・世界文化遺産)
所在地 沖縄県うるま市勝連南風原3908 2013.6.6
勝連城 (かつれんじょう/かつれんぐすく) (国の史跡・世界文化遺産)
所在地 沖縄県うるま市勝連南風原3908 2013.6.6
三の郭城壁
三の郭城壁
二の郭・奥に一の郭城壁
二の郭・礎石
二の郭・礎石・洞穴
一の郭より二の郭方面
一の郭・「玉ノミウヂウタキ」
勝連城 一の郭跡(地図)
【遺構★★★★★ 比高50m】
【案内・感想】 勝連城跡は南城(ヘーグシク)、中間の内、北城(ニシグシク)で構成されている。
海中道路に続く、県道16号線の「勝連城跡休憩所」(表記番地)の駐車場が用意されている[マップコード499 570 237*16](地図)。
西へ登ると大きな城壁の北城(ニシグシク)が、すぐ見える。北城内は南より、三の郭、二の郭(地図)、一の郭と並んでいる。三の郭は東側の石垣が破損している。
二の郭には板葺(または草葺)建物(正面約17m・奥行約14.5m)跡の礎石が残る。北西側に拝所や「ウシヌジガマ」と呼ばれる洞穴(隠れ場所)がある。
一段高い一の郭(標高98m比高約50m)には「玉ノミウヂウタキ(御嶽)」があり、城壁石垣上からは中城方面、平安座島方面の島々や遠浅の干潟、サンゴ礁の海、海中道路などの絶景が望める。
昭和四十七年(1972年)5月15日、国の史跡に指定された。
平成十二年(2000年)11月に首里城跡など共に、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
【歴史】 13~14世紀に茂知附按司により築城されたという。この城の最後の城主・阿麻和利はクーデターを起こしてこの地方の按司となり、琉球の統一を目論んだが、1458年に琉球王府によって滅ぼされた。
城内からは中国、元代の陶磁器(染付)が出土しており、『おもろさうし』からも当時の繁栄をみることができる。