女山神籠石 (ぞやまこうごいし) (国の史跡)
所在地 福岡県みやま市瀬高町大草968 2014.9.6
女山神籠石 (ぞやまこうごいし) (国の史跡)
所在地 福岡県みやま市瀬高町大草968 2014.9.6
登城ルート(赤は横尾谷水門/青は長谷水門/緑は源吾谷水門/水色は産女谷水門/紫は列石)
横尾谷水門(赤マーク)
長谷水門(青マーク)
神籠園南上の石塁・碑(水色マーク)
神籠園の門跡
頂上手前の列石(紫マーク)
【遺構★★★★☆ 比高170m】
【案内・感想】 県道774号線に沿って東の沢に水門が4ヶ所みられる。
横尾谷(粥餅谷)水門(女山日子神社の鳥居先約40m:地図)、長谷水門(民家の前に標識、断って入り、その北東約70m:地図)、源吾谷水門(民家の東:地図)、産女谷水門(地図)、石塁と南北に並んでいる。
杉本神籠園(表記番地)の横と斜め南上に石塁がある(石碑がある)。
杉本神籠園の南約150mの県道774号線左に「女山神籠石」の石碑、説明・案内板が建てられている[マップコード69 856 711*21](地図)。
そこから車道が付いており、女山頂上展望台手前の標高180m付近に神籠石列石が2ヶ所ほど残っている(地図)。
昭和28年(1953年)11月14日、国の史跡に指定された。昭和五十二年(1977年)7月14日、列石が確認されている粥餅谷以東の必要部分を面として追加指定された。
【歴史】 「日本書紀」「続日本紀」に記載がない、遺構でしか存在を確認できない山城は「神籠石」と呼ばれ、西日本に16ヶ所確認されている。
七世紀頃に築造されたと考えられる。列石は土塁の土留根石を一列に配置したもので、水門は谷間を塞ぐための石塁施設である。
列石の推定全長は3㎞に及び水門跡が4ヶ所確認されている。