佐久良城 (さくらじょう)
最寄地 滋賀県蒲生郡日野町佐久良860 2017.1.13
佐久良城 (さくらじょう)
最寄地 滋賀県蒲生郡日野町佐久良860 2017.1.13
説明板
城跡碑・説明板
2郭
2郭
堀切・土橋・大手虎口
主郭・土塁
馬洗い池
佐久良城 本丸跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高20m】
【感想】 土塁を巡らせた方形の主郭を中心に東に2郭、3郭と並んだ連郭式の城で、深い堀切があり石積みの石が見られる。
「馬洗い池」馬を洗うような豊富な湧水で城兵の飲料に使われ、規模も大きい。
【案内】 県道525線の八幡神社(表記番地)先に駐車スペースがあり、城址碑、説明板が建てられている[マップコード453 765 057*84](地図)。
神社へ行く途中に登り口があり、獣除けフエンス扉が設置されている。扉を出て右に登ると3郭で、藪化している。扉を右に行くと、フエンスの中が2郭となっている。
その西に、大堀切があり土橋が架けられ大手虎口となっている。高さ2~3mの土塁が巡らされ、西に搦手虎口があり南西土塁上に望楼跡がある。
搦手より時計回りに下ってゆくと、馬洗い池と呼ばれる水場がある。
また主郭の南側に帯郭があり、竪堀が畝状に残っている。
【歴史】 室町時代(1338~1573年)に桜谷一帯を領していた小倉氏の本城であった。
文明年間(1469~86年)に築城され「佐久良城」といい、地元では「下の城山」と呼んでいる。
他に、すぐ東にある長寸山頂上の長寸城を「上の城山」といい、鳥居平にある鳥居平城、奥師にある四つ谷城、川原にある園城城など5ヶ所の城を代々の小倉氏が築いた。
文武両道に秀でた戦国武将・小倉実澄が佐久良城を舞台に活躍している。