新堂向山城 (しんどうむかいやまじょう)
所在地 兵庫県朝来市山東町新堂 2017.9.9
新堂向山城 (しんどうむかいやまじょう)
所在地 兵庫県朝来市山東町新堂 2017.9.9
登城ルート
東側の堀切
主郭東の二重堀切
主郭
西の郭西端の堀切
新堂向山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高110m】
【感想】 磯部川の南の標高230mの山頂にあり、東西に3つの主要郭と小郭がならぶ連郭式山城である。主要郭は笹が密生し高低差もはっきりしないが、堀切は深くよく残っており、主郭南側斜面に連続竪堀がある。
【案内】 国道9号線より磯部川と山陰本線の高架橋を南に行き、右に50mほど行くと、擁壁にスロープの登り口がある[マップコード347 828 875*41](地図)。
緩やかな谷筋を南西に登ると、左側に山頂が見え、東端の堀切に出る。そこから東の郭、2重堀切、主郭、堀切、西の郭と東西に並んでいる。
【歴史】 『朝来志』によると寿永年間(1182~84年)、佐藤主膳督が築城したという。
南北朝の元弘三年(1333年)主膳督の子孫、南朝方の佐藤掃部頭が大改修してここに拠ったと云う。
その子新左衛門の時、足利氏に攻められて落城し、廃城となったとされる。