南関城 (なんかんじょう) (鷹ノ原城)
最寄地 熊本県玉名郡南関町関町1324 2018.5.4
南関城 (なんかんじょう) (鷹ノ原城)
最寄地 熊本県玉名郡南関町関町1324 2018.5.4
登城ルート
南関御茶屋
西南戦争官軍墓地
東側虎口石垣
鷹の原城跡碑・本丸
3の丸から本丸を望む
南関城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高30m】
【感想】 福岡県との県境に近く、南関町関町の標高104mの台地上にあり、規模は東西約400m南北約200mに及び広大である。
東側虎口に石垣が残り、北西の櫓台の石垣が残っている。北側にある二の丸は鬱蒼としており、踏み込めなかった。西側の三の丸は果樹園となっている。
【案内】 南関町公民館(表記番地)に駐車できる[マップコード69 530 009*77]。建物の裏側に回ると御茶屋跡の碑が建てられ、御茶屋の家屋が保存されている。
その北に遊歩道が本丸に続いている。本丸跡には西南戦争の官軍墓地があり、城跡碑が建てられ、草地や果樹園となっている。
【歴史】 慶長五年(1600年)関ヶ原の戦いの直後、加藤清正自ら「高原」に登って縄張りをしたという記録がある。
元和元年(1615年)江戸幕府の一国一城令によって廃城となった。
南麓にある南関御茶屋は、藩主の参勤交代や領内巡視の休憩・宿泊の為、嘉永三年(1850年)八月に起工し嘉永五年(1852年)正月に完成した。
明治二年(1869年)版籍奉還後、小学校や役場等の公共施設として利用され、明治二十年代には個人所有となった。
平成十五年(2003年)8月27日、国の史跡に指定された。