羽衣石城 (うえしじょう) (県の史跡)
所在地 鳥取県東伯郡湯梨浜町羽衣石 2013.10.14
羽衣石城 (うえしじょう) (県の史跡)
所在地 鳥取県東伯郡湯梨浜町羽衣石 2013.10.14
登城ルート
東側の天然の塁壁
模擬天守
城址碑(左)と城主累代碑(右)
帯郭
二の曲輪
羽衣石城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高180m】
【案内・感想】 国道9号線南の東郷池の2㎞南の羽衣石山(標高372m)にあり、県道20号線の「羽衣石橋」標識の交差点を川の左岸沿いの道を南下、山陰本線踏切を渡って、約2.5㎞行き、「羽衣石城1.5㎞」の標識のある橋を渡って南東に行き約1.5㎞行くと駐車場がある[マップコード345 362 386*32](地図)。
そこから南北二本の登山道があるが、南より400mほど登ると、頂上近く「羽衣岩」があり天女と農夫の「羽衣伝説」の看板がある。
更に登ると帯曲輪に出、その上の虎口を通ると主郭である。標高376m(駐車場より比高約180m)の山頂の主郭には三層の模擬天守が建てられ(平成二年)、「羽衣石城主南條公累代碑」と「羽衣石城址碑」の石碑が建てられている。東に二の曲輪、全体を囲むように帯曲輪がある。
北の登山道(荒れ果てている)を下っていくと中腹に「天然の塁壁」が見られる。
平成十三年(2001年)3月23日、県の史跡に指定された。
【歴史】 貞治五年(1366年)、南条貞宗が築城し、南条氏の本拠地であった。
伯耆(ほうき)国の支配権を巡り尼子氏と毛利氏が激しい攻防を繰り返した。その中で翻弄されたが、天正十二年(1584年)、織田氏と毛利氏の和睦が結ばれ、伯耆国東3郡が南条氏領となった。
南条元忠は慶長五年(1600年)、関ヶ原の戦いで西軍に味方し敗れ、廃城となった。