生池城 (なまいけじょう) (牛ヶ城)
所在地 長崎県壱岐市勝本町百合畑触 2014.5.3 2020.3.8
生池城 (なまいけじょう) (牛ヶ城)
所在地 長崎県壱岐市勝本町百合畑触 2014.5.3 2020.3.8
登城ルート(緑線は車道)
空堀・説明板・城跡碑
縄張り図
主郭・土塁
西側内横堀
北西側外横堀・内横堀
生池城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 鬼の窟(いわや)古墳(地図)に面する県道174号線を西へ750m行った分岐地点に、小さな「生池城跡」の標識がある[マップコード409 459 716*64] (地図)。
北東へ細い分岐道を200m行き、三叉路を左折100mほど行った所に入口がある。標高114.5mの城山(じょうやま)に築かれ、虎口に看板と石碑が建てられている。
主郭部は二重の横堀で囲まれ土塁も残り、築城当時の厳重な城構えをうかがわせている。
【歴史】 十六世紀中ごろ松浦党の源壹(みなもとのいち)が築いたと云われる。
源壹は朝鮮、中国沿岸で私貿易を行った倭寇の一人で後に朝鮮から図書(ずしょ)(貿易許可書)を受け正式の貿易を行った。天文十三年(1539年)に壱岐国安国寺が行った『高麗版大般若経』の補修記録に源壹の名前が記されている。
普段は家族と別の屋敷(根小屋)に住み、戦闘の時、敵から身を守るため城内に立て籠もった。