三日月藩陣屋 (みかづきはんじんや) (乃井野陣屋)
所在地 兵庫県佐用郡佐用町乃井野966 2019.10.25
三日月藩陣屋 (みかづきはんじんや) (乃井野陣屋)
所在地 兵庫県佐用郡佐用町乃井野966 2019.10.25
表門
通用御門橋
物見櫓
藩校広業館・列祖神社(右)
藩主庭園跡
三日月藩陣屋跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 乃井野陣屋館として復元され、土、日、祝日に無料で見学できるようだが、当日は金曜日で閉館中のため内部は見学できなかった。
外側を見て回ったが、堀や太鼓橋、物見櫓、門などまだ新しく見栄えがした。
【案内】 国道179号線より「乃井野陣屋館」(表記番地)に向かう。途中に陣屋表門が復元されている[マップコード114 847 281*00](地図)。
乃井野陣屋館には堀、太鼓橋があり、東から通用御門、中御門、物見櫓が連結されて復元されている。
列祖神社には森家の祖、美濃金山城主森可成・津山藩祖森忠政・三日月藩祖森長俊の三霊が祀られている。
列祖神社の西に寛政七年(1795年)5代森快温公により開かれた藩校広業館が移築されている。その裏に、藩主庭園の列石が残っている。
【歴史】 延宝四年(1676年)津山藩主森長武が弟長俊に美作国勝山郡内に1万5千石を分与した。
元禄十年(1697年)津山城主森長成が嗣子なく没して改易となり、弟長俊は、佐用町三日月に移住し、播磨国佐用郡と揖西郡・宍粟郡の一部を含む1万5千石の所領を与えられ、三日月藩陣屋を構えた。
三日月藩森氏は長俊の後、長記・俊春・俊韶・快温・長義・長篤・長国・俊滋と九代続いて明治に至った。