雷山神籠石 (らいざんこうごいし) (国の史跡)
所在地 福岡県糸島市飯原 2017.5.12
雷山神籠石 (らいざんこうごいし) (国の史跡)
所在地 福岡県糸島市飯原 2017.5.12
登城ルート(赤は北の水門列石/緑は南の水門)
雷山神籠石の石碑
水門(下流側)
水門東側の列石
水門西側の列石
沢の南の水門
南側水門の西側列石
【遺構★★★☆☆ 】
【感想】 人造湖・不動池北側(下流側)に水門と列石がよく残っている。
【案内】 県道49号線の別れ道に標識が建てられている[マップコード224 309 778*46]。南に約4km細い林道を登ってゆく。「雷山神籠石」の標識があり、その先が広くなり駐車できる[マップコード224 281 432*25](地図)。
左に120mほど下ると水門がよく残っている。「雷山神籠石」の石碑が建てられ、土塁列石が左右の山に向けて伸びている
また南に約650m行った不動池の端に「雷山神籠石」の石碑が建てられ、山側に列石の一部が残っている。東に歩くと沢に崩れた水門跡が残っている(地図)。
昭和七年(1932年)3月25日、国の史跡に指定された。
【歴史】 「日本書紀」「続日本紀」に記載がない、遺構でしか存在を確認できない山城は「神籠石」と呼ばれ、西日本に16ヶ所確認されている。
七世紀頃に築造されたと考えられる。列石は土塁の土留根石を一列に配置したもので、水門は谷間を塞ぎ排水するための石塁施設である。