椿尾上城 (つばおかみじょう)
最寄地 奈良県奈良市中畑町1072 2016.9.4
椿尾上城 (つばおかみじょう)
最寄地 奈良県奈良市中畑町1072 2016.9.4
登城ルート
県道終点・登り口(左)
竪堀
2郭
主郭・五社大明神
櫓台・標柱
椿尾上城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高60m】
【案内・感想】 表記番地先の名阪国道を潜って、県道187号線を行くと行き止まりとなり駐車できる[マップコード266 752 720*00](地図)。左に登り口がある。
500mほど行き右に登ると屋敷跡と思われる平坦地が数段あり、竪堀があり石積みがある。
虎口を登ると右手に2郭があり、左に登ると五社大明神のある主郭がある。櫓台上に五社大明神があり、「城山 528.7m」の標柱が建てられている。
【歴史】 築城年代は定かではないが、天文年間(1532年~55年)はじめ筒井順昭により、筒井城(平城)の詰城として築かれたと云われる。
永禄二年(1559年)松永久秀の侵攻で筒井城が陥落し、椿尾上城は筒井方の拠点の一つとなった。
元亀二年(1571年)松永久秀は信貴山城から辰市城へ猛攻撃を加えたが、高樋城、椿尾上城、郡山城から順慶への援軍が到着し激戦となり、松永軍は五百もの首を討ち取られて多聞山城へ退いた。