七郷山城 (しちごうやまじょう)
最寄地 奈良県香芝市関屋北6-28-4 2018.7.12
七郷山城 (しちごうやまじょう)
最寄地 奈良県香芝市関屋北6-28-4 2018.7.12
登城ルート
林道入口
尾根(鉄塔標識先を右へ)
一騎駆け
土橋・空堀
主郭の十三重塔
東側2重堀切
主郭南側の横堀
七郷山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高130m】
【感想】 大阪府と奈良県の境に位置し、明神山より西に伸びる標高255mの尾根にあり、細長い主郭の東西に夫々2重堀切がよく残っている。またそれをつなぐ南側の横堀は見応えがある。大阪側の斜面は急崖となっている。
【案内】 国道165号線より近鉄大阪線を越えて、関屋駅前を通って、関屋団地の表記番地に向かう。林道入口付近に路駐させてもらった[マップコード36 784 689*31]。
そこより西へ、未舗装の林道があり獣除けフエンス扉を開け閉めして、左手に住宅街、右手に「大阪商業大学校地」のフエンスに沿って500mほど進むと標識のある終点に着く(地図)。
2股に分れるが右へ笹を分けて進むと、沢水が流れており、足元に注意しながらどこまでも登ってゆく。左上方の山に紅白の鉄塔が見え、その先に木に括られた標識があるT字路に出る。
そこを明神(右)方向に登ってゆく。最初のピークを越え細い尾根を行き、もう一つのピークに立つ鉄塔の北側(左)を下って登ると、西端の堀切に出る。
上段に堀切があり右(南側)に続く横堀がある。最高所の主郭は細長く中央に十三重塔があり、鬱蒼としている。東側に2重堀切が残り、南側に東西の堀切をつなぐ横堀が残っている。
【歴史】 七郷山城は、築城年代や築城者については定かでないが、木沢長政と考えられる。
その後、松永久秀の支配下になり、永禄十二年(1569年)四月片岡城を攻める際に、松永勢の陣城となった可能性がある。