具志川城 (ぐしかわじょう/ぐしかわぐすく) (国の史跡)
所在地 沖縄県糸満市喜屋武 2013.6.4
具志川城 (ぐしかわじょう/ぐしかわぐすく) (国の史跡)
所在地 沖縄県糸満市喜屋武 2013.6.4
門跡・城跡碑
二の郭石垣
主郭跡より二の郭方向・城壁
主郭跡・碑
東シナ海
具志川城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 県道3号の終点から直進し住宅地を抜け砂糖黍畑の中の細い道を南下すると門跡に「具志川城跡」の石碑が建てられている[マップコード 232 274 239*78 ](地図)。
南に二の郭跡(地図)、一段下がって主郭跡があり、野面積みの石垣や祠が残っている。
規模は南北82m、東西は二の郭で33m、海に突き出た主郭で16mほどである。主郭には「久米門中・・・」と記された碑が建てられている。南は断崖となり、二の郭には穴があって海に通じている。
東に400mほど行くと「平和の塔」の建てられている喜屋武(きゃん)岬がある。
糸満市では国と県の補助により、平成十二年(2000年)度から本城跡の保存修理事業を進めている。訪城したときは、石垣がゴロゴロしている状態であったが、現在は積みなおされ整備されているようである。
【歴史】 この城は久米島の具志川城主・真金声(まかねくい)按司が伊敷索(いしきなわ)按司の次男真仁古樽(まにくたる)に攻められて落城し、島を脱出して本島に逃れ、故郷と同じ名の具志川城を築いたと云われている。
昭和五十年(1975年)12月10日、国の史跡に指定された。『沖縄県教育委員会説明板』より。