小三岳城 (こみつだけじょう) (小三ヶ岳城・三岳城)
所在地 福岡県北九州市小倉南区大字辻三 2021.4.10
小三岳城 (こみつだけじょう) (小三ヶ岳城・三岳城)
所在地 福岡県北九州市小倉南区大字辻三 2021.4.10
登城ルート(緑線は車道)
新日鉄八幡線鉄塔・この北に三角城E
鉄塔東の堀切
2郭東の堀切
主郭
主郭南東の腰郭
小三岳城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高200m(ゲートより)】
【感想】 大三岳城と谷を挟んだ南東の標高307mの城山に築かれている。
3つの主要郭の間に堀切がよく残っており、段郭や腰郭など多くの郭が見られる。
【案内】 大三岳城の西郭より西に行くと、鉄塔があり左にはっきりした山道がある。150m程西に行くと「槻田線」鉄塔の標柱があり、南に尾根を下って行く。300m程下ると「三角城H」がある(地図)。
そこから東に下り竹林を過ぎると、鉄塔の曲輪がありその前後に堀切がある。東に2段になった2郭があり、堀切を挟んで、段郭及び主郭がある。
主郭は東西に細長く、南東に腰郭、北東に5段の郭が階段状に並んでいる。
【歴史】 江戸時代に書かれた平姓の『長野系図』や『長野家譜』によれば、大三岳城は文和三年(1354年)に長野義忠が築き、小三岳城は延文四年(1359年)の弟・義基が築いたように記されている。