星ヶ城 (ほしがじょう) (県の史跡)
所在地 香川県小豆郡小豆島町片城 2020.2.3
星ヶ城 (ほしがじょう) (県の史跡)
所在地 香川県小豆郡小豆島町片城 2020.2.3
登城ルート(緑線は車道)
駐車場・登り口
東峰・阿豆枳(あずき)神社
東峰の烽火台
西峰の阿豆枳神社
上の空堀
西峰・下の空堀
星ヶ城 東峰跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高70m(駐車場より)】
【感想】 標高816.1mの星ヶ城山(東峰)と300mほど北西の山頂(西峰)に夫々築かれている。東峰の石を積み上げた烽火台は圧巻である。井戸や居館跡、西峰の空堀など見所は多い。
西に足を伸ばせば、三笠山や寒霞渓の絶景が見られる。
【案内】 三笠山経由でも行けるが、北側を通る県道29号線から舗装道が設けられ、北麓に駐車場が用意されている[マップコード758 053 702*68](地図)。駐車場横に寒霞渓案内板、星ヶ城説明板が建てられ、登り口より鞍部まで約400mの遊歩道が設けられている。
鞍部より東に行くと星ヶ城山があり、阿豆枳(あずき)神社が祀られ烽火台が残っている。他に人工井戸、舟形遺構、井戸、居館跡などが見られる。
一方、西峰には石塁で囲まれた阿豆枳(あずき)神社が祀られ、土壇、外空堀、内空堀(下の空堀)などが残っている(地図)。
昭和四十七年(1972年)4月27日、香川県の史跡に指定された。
【歴史】 南北朝時代、南朝方に付いた備前児島半島飽浦の豪族・佐々木信胤が戦時の詰城として築いたと云われる。
正平元年(1347年)足利尊氏に従った細川師氏は、南朝に鞍替えしていた飽浦佐々木信胤の拠る小豆島を攻め、信胤を屈服させ同島を細川氏領としている。