石打城 (いしうちじょう) (県の史跡)
最寄地 奈良県奈良市月ヶ瀬石打1133 2017.2.4
石打城 (いしうちじょう) (県の史跡)
最寄地 奈良県奈良市月ヶ瀬石打1133 2017.2.4
登城ルート(緑線は車道)
城趾碑
三の郭
二の郭
本郭・土塁
1の堀切
石打城 本郭跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【感想】 月ヶ瀬石打集落に突き出した比高約20mの台地先端に築かれている。
3~5mの土塁を巡らした本郭は見応えがあり、北の虎口からソーラーパネル施設が眼下に見える。西側に空堀、堀切がよく残っている。
【案内】 県道82号線より左折して260mほど行くと、表記番地先に標識が建てられている。西へ行き、ソーラー施設手前を左折し、舗装道をゆくと城趾碑があり、その前に駐車スペースがある[マップコード131 487 325*35](地図)。その先に説明板が建てられ、登り口の碑がある。
斜面を削り残して土塁とした三の郭があり、その左を登ると、大手口の石碑の建つ桝形虎口があり、右に二の郭がある。
二の郭の奥より東に下ると平坦地を経て東端に「東の郭」があり、低い土塁が残っている。
大手より少し登ると、本郭で、約40m四方の平坦地に土塁を巡らしている。西に行くと一の堀切、空堀があり「西の郭」に至る。その西に浅い二の堀切が残っている。
平成七年(1995年)3月22日、奈良県の史跡に指定された。
【歴史】 室町時代後期、この地の土豪稲垣氏によって築かれたと云われ、伊賀国の築城形式の影響を強く受けている。