宇佐山城 (うさやまじょう)
最寄地 滋賀県大津市神宮町13 2016.12.24
宇佐山城 (うさやまじょう)
最寄地 滋賀県大津市神宮町13 2016.12.24
登城ルート(青が2郭/緑が北郭)
登り口(突き当りを登る)・道標
堀切・右が3郭
石垣
主郭・虎口
主郭南側の2郭
宇佐山城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高130m】
【感想】 登り道ははっきりしていないが、小学生の設置した標識に助けられ迷わず登れた。大方崩れているが、一部石垣がよく残っていた。
【案内】 県道47号線より西へ細い道を登ってゆくと「宇佐八幡宮」参道下に駐車スペースがある[マップコード7 717 426*78](地図)。
八幡宮横の尾根より登る(地図)。要所要所に小学生の書いた標識が立てられており、迷う事はない。
主郭の東側に石垣が残り、右側の3郭との間に堀切がある。石段を登った比高130m標高335mの宇佐山山頂に主郭があり、NHKの放送塔が建てられている。土塁は工事で削られたのか、見られなかった。その南の一段下に2郭がある。
3郭より北に尾根伝いに行った山頂に北郭がある。
【歴史】 朝倉義景・浅井長政の南進に備えるべく、織田信長に命じられた森可成(よしなり)によって築かれた。
宇佐山城は、信長が安土城より以前に近江で最初に石垣による築城を行った貴重な城郭である。
元亀元年(1570年)宇佐山城の戦いが起きている。浅井・朝倉連合軍3万が坂本口に進軍、九月十六日に森可成軍1千は宇佐山城を下り坂本の町はずれで合戦となった。初戦は勝利したものの、九月二十日の戦いで、森可成は討ち死にした。