福島城 (ふくしまじょう)
最寄地 福岡県八女市本町599 2017.5.8
福島城 (ふくしまじょう)
最寄地 福岡県八女市本町599 2017.5.8
八女公園
八女公園・櫓台
城趾碑
櫓台状の壇
模擬堀
福島城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 八女市役所の西にある平城で、都市公園となっている。櫓台が残り、南に内堀跡が公園の一部となっている。
九州を放浪した俳人種田山頭火の句碑「うしろ姿のしぐれてゆくか」が建てられている。
【案内】 県道4号線の八女市社会福祉会館(表記番地)西に「八女公園」として整備されている。
櫓台の階段横に「福島城趾」の石碑が建てられている。
【歴史】 福島城は天正十五年(1587年)筑紫広門が築いた。
慶長五年(1600年)関が原の戦いで功を上げ、筑後一円32万5千石(柳河城を本拠とした)を与えられた田中吉政が、柳川城の支城として大修築し、城下町をつくった。次男康政に3万石与えて城主とした。
福島城は三重の堀によって囲まれ、中堀・外堀の南半には城を迂回する往還道路に沿って「町人地」を配したと考えられる。
町人地の敷地はこの往還道路と中堀・外堀の間に短冊状に地割がなされている。
元和六年(1620年)当地は久留米藩有馬豊氏の支配下となり、福島城は廃城となったが、町人地はその後も八女地方の交通の要衝の地として、また、経済の中心地として発展した。『八女市ホームページ』より編集。