高森城 (たかもりじょう)
所在地 愛媛県宇和島市三間町兼近/鬼北町沢松 2021.3.9
高森城 (たかもりじょう)
所在地 愛媛県宇和島市三間町兼近/鬼北町沢松 2021.3.9
登城ルート(緑線は車道)
堤防道路西の道標・説明板
西5郭手前の堀切
西5郭
西4郭
西2郭
主郭
2郭・土塁
2郭南の堀切
高森城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高220m】
【感想】 三間町と鬼北町の境にある標高379mの山頂に主郭を置き、西の尾根と南西の尾根に階段状の郭が配置されている。
城域は東西900m南北600mに及ぶ広大な構えとなっている。主郭と2郭には土塁が残り、2郭の南西下に堀切の両端がコの字形に竪堀となって落ちている。また西尾根の堀切や竪堀は見応えがある。
【案内】 県道283号線より[マップコード176 408 245*61]、東の溜池南を通って次の溜池堤防道路の北端に道標と説明板が建てられ、その先に駐車出来る(地図)。
溜池の北側にある尾根を、東に登り最初のピークを経て、遊歩道を登って行くと尾根に出る。
尾根を左に行くと第6郭で(地図)、右に行くと堀切や竪堀があり、3段の郭が階段状に並び、頂上に主郭、南に2郭があり、夫々土塁が見られる。
南東と南西の尾根にも小郭や堀切がある。
【歴史】 築城時期は不明だが、中野殿河野家が代々の城主を務め、歴史上に現れるのは、天文十五年(1546年)河野通賢(みちかた:道正)の代からである。
『清良記』によると、天文十五年(1546年)より天正十三年(1585年)まで豊後の大友氏、土佐の一条氏、続いて長曽我部軍の執拗な侵略に対し、防戦に明け暮れている。