三丘嶽城 (みつおだけじょう) (三丘ヶ岳城・三尾城)
所在地 山口県周南市大字小松原 2019.12.7
三丘嶽城 (みつおだけじょう) (三丘ヶ岳城・三尾城)
所在地 山口県周南市大字小松原 2019.12.7
登城ルート
平家ヶ城南尾根の道標
西側堀切
主郭・三角点・手作り標識
主郭南の石垣
2郭
2郭南の大岩
3郭
3郭南端の展望台
三丘嶽城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高200m】
【感想】 岩国市との境界に近い周南市の標高318.8mの城山に築かれている。
南北に細長い郭が3つあり、主郭南と2郭南に大岩を利用した虎口が見られる。主郭南に石垣があり、3郭から少し南に展望台の岩場がある。西側尾根側に岩を利用した堀切がよく残っている。
【案内】 県道142号線の周南市と岩国市の境界に位置する峠が広く駐車できる[マップコード115 510 300*43]。
少し東に鉄塔へ登る道(3m先に鉄塔管理標柱)(地図)があり、尾根伝いに登ってゆく(道ははっきりしている)。ジグザグに急な道を登って鉄塔左に着き、そこから間もなく山頂の平家ヶ城に着く。
南に降りて尾根を少し行くと、「夫婦岩」との分岐標識があり左に下ってゆく(地図)。
尾根を東へ下り、鞍部から再び登ってゆくと、岩場を利用した堀切があり、堀底を抜けると、竪堀の道に出、ロープを伝って登ってゆくと城山に着く。
主郭には三角点があり、手作り標識が立木に括りつけられ、南端に大岩や石垣がある。南に細長く2つの郭があり、夫々大岩が虎口の役目を担っている。
下ると竪堀があり、平坦地の南端に展望台と呼ばれる岩場あり、そこから島田川に沿った集落や山陽自動車道が眼下に望める。
【歴史】 築城年代は明らかではないが、大内氏の番城といわれる。
城番として、桂兵部少輔元親、三丘隼人之介、倉田治部大夫、井原四郎兵衛などの名がある。