芦浦観音寺館 (あしうらかんのんじやかた) (国の史跡)
所在地 滋賀県草津市芦浦町445 2016.12.25
芦浦観音寺館 (あしうらかんのんじやかた) (国の史跡)
所在地 滋賀県草津市芦浦町445 2016.12.25
虎口石垣
虎口石垣
南側堀・奥に橋
西側堀
芦浦観音寺館跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 当日は拝観できなかったが、虎口の石垣、水堀がよく保存されている。推してみると、土塁・石垣がめぐっていることがうかがえる。
【案内】 芦浦観音寺(表記番地)敷地となっている(連絡先077-568-0548)。
平成十六年(2004年)9月30日、国の史跡に指定された。
【歴史】 芦浦観音寺は、聖徳太子開基・秦河勝創建の伝承がある古刹であるが、室町時代前期の応永十五年(1408年)、歓雅による寺の中興に始まるとされている。
8世賢珍・9世詮舜・10世朝賢の時代には、芦浦観音寺は織田信長・豊臣秀吉・徳川家康のもとで天下統一事業に積極的に関与した。
とりわけ9世詮舜は、秀吉から琵琶湖湖上交通の管理・監督を行う船奉行に任命された。以後、貞享二年(1685年)に代官職を罷免されるまで、船奉行として活躍した。