田上山城 (たがみやまじょう)
最寄地 滋賀県長浜市木之本町木之本488 2016.10.26
田上山城 (たがみやまじょう)
最寄地 滋賀県長浜市木之本町木之本488 2016.10.26
登城ルート
意冨布良神社
南堀切
南郭・土塁
主郭・土塁
北郭・土塁
西郭・土塁
田上山城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高190m】
【感想】 比高は190mと高く苦労するが、広い頂上に土塁を巡らす郭が4つあり、特に土橋、空堀、角馬出し、横矢舛形など見どころは多い。賤ヶ岳の戦いに際し、秀吉方に使われた砦の1つである。
【案内】 「意冨布良(おほふら)神社」(表記番地)横の「木之本集会所」に駐車できる[マップコード192 327 437*32] 。
意冨布良神社右手に「田上山登り口」の石碑があり、登ってゆくと林道に出る。林道脇には仏像が点々と置かれ、林道を上り詰めると園地に出る。その右の木道を登ってゆくと、「上宮跡」があり、20分ほど登ると南堀切があり、その上に土塁の残る南郭がある。
主郭を中央に南郭、西郭があり、空堀・土橋を挟んで北郭がある。北郭の角馬出しの先には長細い外郭がある。その北に横矢舛形を備えた詰郭がある。
【歴史】 『信長公記』によると、元亀四年(1573年)越前朝倉義景が布陣した。
天正十一年(1583年)四月、羽柴秀吉と柴田勝家が覇権を争った賤ヶ岳の戦いで、秀吉の弟羽柴秀長が陣城として使われた。秀吉方の本陣として使われ、兵員は1万5千と云われる。