入山城 (にゅうやまじょう)
最寄地 和歌山県日高郡美浜町和田2597 2016.4.26 2018.7.14
入山城 (にゅうやまじょう)
最寄地 和歌山県日高郡美浜町和田2597 2016.4.26 2018.7.14
登城ルート
本丸へ登る
本丸・土塁
城山へ・三寶寺東を進む
城山石垣
城山主郭・土塁
城山2重堀切
入山城跡(城山)(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高70m(城山)・30m(本丸)】
【案内・感想】 県道24号線より、西川に沿って北に行った「美浜公民館入山分館」横のフェンスに「入山城跡」の説明板が建てられている。脇に駐車場がある。
その向いより登り、階段を登り「三寶寺」(表記番地)に向かう。山門の前に「湯川直光公菩提所」の石碑が建てられている。
三寶寺東側を通って北に400mほど行くと、道は終点となる。
石垣があり、右(東)に登ると、標高76.1mの城山に2つの郭が段々になってあり南側の主郭の南から西にかけて土塁が残っている。その南に二重の堀切がある。
説明板によると、丘陵中央部の「城山」(標高76m)と南端の「本丸」(地図:標高34m)の2ヶ所に城跡がある。
今回、「本丸」へ行ってみた。南側の道を登り民家車庫の庭先から登った。樹木の鬱蒼とした帯郭があり、その南の上段に本丸がある。放置された竹林で北側に土塁が残っていた。
【歴史】 大永二年(1522年)阿波の三好義長が由良に上陸して小坊子城を築き、その後、支城として入山城が築かれた。
義長は子の三好義継を小坊子城に置いて阿波へ引き上げた。畠山氏と湯川氏が結んで小坊子城を攻め落とし、入山城は湯川氏の支配下に置かれたと考えられる。
天正年間には青木勘兵衛由定の居城となっており、丘陵南端の「本丸」を築いた。