垂水城 (たるみずじょう) (市の史跡)
最寄地 鹿児島県垂水市市木248 2018.12.14
垂水城 (たるみずじょう) (市の史跡)
最寄地 鹿児島県垂水市市木248 2018.12.14
登城ルート(緑線は車道)
国道横の城跡標柱
入口
堀道・虎口
3郭(灰で黒ずんでいる)
主郭入口・右が2郭
主郭
垂水城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 垂水市市木の錦江湾に向けて突き出た標高59mの丘陵先端部に築かれている。
入口左に土塁・空堀が見られ、城跡は3つの郭から構成され、最高所の主郭に土塁が残っている。主郭と3郭の隅になぜか、廃車が見られた。
火山灰が積り、また訪れた時も桜島の風下に位置し降灰がすごく、早々に引き返した。周辺の市街地にも火山灰が積っていた。
【案内】 国道220号線より表記番地前の道路に入り、カーブの先より左折して狭い道を進み、山裾より道なりに登ってゆくと、城跡入口がある[マップコード393 324 340*64]。
国道を100mほど戻ると「垂水城跡と殿様水」の標柱が建てられている(地図)。国道側山裾に殿様水と呼ばれる湧水があるという。
城跡までの道は狭く、登り初めの場所は舗装が剥がれて窪んでおり、心配の方は徒歩が良い。
城跡は垂水市の史跡に指定されている。
【歴史】 平安時代後期、保安元年(1120年)藤原舜清(ちかきよ)により築城されたと云われる。保安四年(1123年)舜清は、蒲生城を築いて移った。
その後の動向は不詳だが、慶長四年(1599年)、大隈・垂水の領地を与えられた島津以久が入城した。
慶長八年(1603年)以久は日向佐土原へ移封となり、慶長九年十二月十五日(1605年2月2日)垂水城に孫の島津久信が入城した。