雨滝城 (あまたきじょう)
最寄地 香川県さぬき市大川町富田中515−2 2017.12.11
雨滝城 (あまたきじょう)
最寄地 香川県さぬき市大川町富田中515−2 2017.12.11
登城ルート(緑線は車道)
県道37号線鴨部南交差点より遠景
登り口階段
西側下段の郭
主郭虎口
主郭
北側下段の郭
雨滝城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高60m(駐車場所より)】
【感想】 さぬき市津田町の町並や瀬戸内海を望む標高253mの雨滝山頂上にあり、約50m四方に及ぶ主郭と、階段状の郭が三方の尾根に伸びている。
しかしながら、主郭部はよく整備されているが、その他の尾根部分の郭は藪化しており踏み込む事もできない状態だ。
【案内】 県道133号線より「雨滝自然科学館」(表記番地)へ向かい、更に約1km行くと「雨滝城跡300m」の標識が建てられている[60 418 617*46](地図)。
階段を上り、しばらく登ると堀切、土橋があり、左手に階段状の郭が並んでいる。
主郭は広く、祠が祀られ、東側に虎口が残っている。また北東下段にも郭があり最下段には石鎚雨滝分社が建てられている。
雨滝城跡は市指定史跡となっている。
【歴史】 長禄年間(1458年頃)安富山城守盛長により築城され、以後筑後守盛正、筑前守盛方、肥前守盛定と続いた。
安富氏は応仁の乱(1467~77年)に武将として出陣し、乱後は西讃岐の細川氏と共に細川氏の目代として讃岐を二分し、東讃岐を管轄した。
天正十一年(1583年)長宗我部元親の侵攻に遇い、降伏落城した。