小畑婆ヶ城 (おばたばあがじょう) (老婆ヶ城・婆ヶ城)
所在地 鳥取県八頭郡八頭町佐崎/清徳/柿原 2022.10.16
小畑婆ヶ城 (おばたばあがじょう) (老婆ヶ城・婆ヶ城)
所在地 鳥取県八頭郡八頭町佐崎/清徳/柿原 2022.10.16
登城ルート(緑線は車道)
県道横の説明板
林道終点(右の尾根へ)
南の郭・三角点
主郭
西2段の郭(奥が主郭)
北東堀切・出郭
小畑婆ヶ城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高270m】
【感想】 小畑川と清徳川に挟まれた標高510.9mの山頂に築かれている。
約20m四方の主郭の南と西にそれぞれ2段の郭があり、北東に少し離れて堀切、出郭がよく残っている。
林道からは比高50m程で、尾根も薮はなく見通しが効き歩きやすい。主郭周辺も開けており全体的に見ることが出来た。
【案内】 県道6号線左側に説明板が建てられている(地図)。そこから2km行き[マップコード390 866 275*16]、左へ大きく曲がって町道を900m行くと、林道入り口があり少し先に駐車スペースがある(地図)[マップコード390 866 765*82]。
林道を400mほど行くと終点となり、右斜めに登って下ると中間の尾根鞍部に着く(地図)。
そこから少し行くと、急斜面があり岩場などを経て約600m尾根を歩くと三角点のある南の郭に着く。南の郭は細長く主郭の手前がやや低くなり、一段高く主郭がある。
主郭の西に2段の郭があり、東側に帯郭が見られる。北東尾根に40m程離れて堀切、出郭があり、北に段郭が付いている。
【歴史】 平重盛の子孫・小松氏代々の居城といわれる。
戦国時代、尼子氏の家臣山中鹿之助に攻められ落城した。
落城の際、小松の若殿が切腹した平らな岩は「ねぶと石」と呼ばれ恐れられているという。