熊の川城 (くまのかわじょう)
最寄地 佐賀県佐賀市富士町大字上熊川1380 2020.3.12
熊の川城 (くまのかわじょう)
最寄地 佐賀県佐賀市富士町大字上熊川1380 2020.3.12
登城ルート(緑線は車道)
登り口
中腹の鉄塔
土塁のある東郭
段郭
頂上の主郭
熊の川城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高230m】
【感想】 佐賀市富士町大字上熊川の標高346mの山頂に築かれている。主郭は樹木が多く鬱蒼としており、東側に段々があり、土塁をコの字形に盛った郭がある。
【案内】 国道323号線から入った表記番地の北側に鉄塔管理道登り口がある[マップコード87 703 245*00](地図)。
フエンス扉より、管理道に入り登ってゆくと、東側の鉄塔下に出、その先に暫く歩くと石祠がある。さらに西へ行くと西側の鉄塔に着く(地図)。
そこから道ははっきりしておらず、尾根を見失わないように登ってゆく。
巨石などを目印に登ると、コの字形に土塁のある東の郭に着く。さらに鈍った段々を登ってゆくと、頂上主郭に着く。鬱蒼としており、標識や祠など見当たらなかった。
【歴史】 弘治三年(1557年)頃、神代(くましろ)勝利により築かれたとされる。
永禄四年(1561年)、龍造寺隆信傘下の古湯城主・原隼人と当城の勝利が川上川を挟んで戦っている。
神代勝利は武勇に優れ、龍造寺氏と再三戦い龍造寺氏もてこずっていたが、元亀元年(1570年)今山の合戦の後、和睦し龍造寺氏に従った。
鍋島氏時代、小城市芦刈町に芦刈館を築き、鍋島氏に仕えた。