櫛山城 (くしやまじょう) (櫛島城)
所在地 島根県大田市温泉津町温泉津 2018.5.9 8.11
櫛山城 (くしやまじょう) (櫛島城)
所在地 島根県大田市温泉津町温泉津 2018.5.9 8.11
登城ルート
案内図と櫛島遠景
鞍部と東の郭
主郭方面・段郭
主郭下の郭
櫛山城跡 (地図)
【遺構★★★☆☆ 比高40m】
【感想】 温泉津(ゆのつ)町の温泉津湾の北西に位置する標高42mの櫛島に築かれている。
日没まじかで岩場を歩く必要があった為、遠景を撮っただけで引き返した。
3ヶ月後再度訪れてみら、キャンプ場は子供連れの海水浴客などで賑わっていた。岩場の通路は波が足下まで打ち寄せ、荒天や高潮には注意する必要がある。
真夏の日差しを受けて草が伸び、段郭までは撮影できたが、主郭は背丈を越す笹や草が伸び、葉っぱしか映らなかった。わずかに土塁を見ることができた。
【案内】 櫛島公園駐車場が用意されている[マップコード599 041 738*13]。櫛島キャンプ場へ下り、岩礁に掛かる橋を渡り、左側の岩場の通路を、波に注意しながら西に歩くと、説明板が建てられている。
そこからそこから通路を登ると、鞍部の広い郭に出、東と西の頂上に郭がある。西の主郭手前には3段の郭が並んでいる。
【歴史】 櫛山城は、弘安年間に築かれた元寇防塁石見十八砦の一つといわれている。
天文九年(1540年)11月、毛利氏攻略のため尼子晴久が石州路を進軍したとき、櫛山城主出原次郎四郎は尼子軍の猛攻に耐え、撃退したといわれている。のち温泉(ゆ)佐渡守が城主となった。
永禄五年(1562年)温泉(ゆ)氏は毛利氏に追われ、その後、月山富田城に籠城した後尼子氏と共に滅亡した。