国陣山城 (くにじんやまじょう) (国陣山砦)
所在地 和歌山県西牟婁郡上富田町岩田/岡 2022.5.2
国陣山城 (くにじんやまじょう) (国陣山砦)
所在地 和歌山県西牟婁郡上富田町岩田/岡 2022.5.2
登城ルート(緑線は車道)
峠の擁壁隅より登る
南側空堀
南側空堀(横から)
西側横堀
広い主郭
国陣山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m】
【感想】 富田川と岡川に挟まれた標高123mの丘陵に築かれている。
主曲輪は広く南に向けてやや傾斜しており、その東、南、西の3辺に空堀が巡らされている。
【案内】 国道311号線「深見橋東」交差点より県道35号線に入り、約130m南を左折して行った峠手前の右側の資材置き場隅に駐車した[マップコード184 144 844*23]。
切通しのカーブミラー反対側の擁壁の端から登る(地図)。帰りに擁壁からは降りられないので、登り口付近は良く覚えておくとよい。
急な斜面をジグザグに登り少し行くと町営 配水槽があり、右側を抜け一旦梅林に出、次の配水槽右から少し行くと南辺の空堀に着く。傾斜した曲輪の東側と西側に横堀が見られる。
【歴史】 領主山本氏の本城龍松山城の西南、約1.5kmにあり、山本主膳正直接支配の出城、「山本主膳頭(正)出張之城と申伝候」とある小規模の城で、国陣山砦ともいわれる。
おそらく天正九年(1581年)に起きたお家騒動前後に設けられものと推定される。『上富田町文化財教室シリーズ』より。