知念城 (ちねんじょう/ちねんぐすく) (国の史跡)
所在地 沖縄県南城市知念知念 2013.6.5
知念城 (ちねんじょう/ちねんぐすく) (国の史跡)
所在地 沖縄県南城市知念知念 2013.6.5
登城ルート
城壁入口
城壁内側・入口
古城郭石垣・太平洋
知念城 新城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 国道331号線(南城市知念知念375)の北東約50mを北西に折れカーブを西に登って600mほどゆくと急坂の途中に知念城跡駐車場がある[マップコード 232 562 863*70 ](地図)。
そのまま道なりに行くと県道86号線に出て、東に行くと陸上自衛隊知念分屯地、ニライカナイ橋を経て東に3㎞ほど行くと世界文化遺産・斎場御嶽がある。
知念城跡駐車場から徒歩で南西に降り約150m行くと道の北にノロ屋敷跡、道の南に知念城正門がある。
城跡はミーグスク(新城)とクーグスク(古城)と呼ばれている二つの郭からなる。
クーグスクは野面積の石垣で囲われ、一番高い南の太平洋側にあり、先は急崖となっている(地図)。
ミーグスクは二つの門と切石積みの石垣で囲われた郭である。正門を入ると「火の神」が祀られた祠があり、その奥には「友利御嶽(ともりうたき)」がある。友利とは名高く尊いという意味がある。
【歴史】 知念城城内には1761年~1903年の間、知念番所(間切の役所)が置かれた。現在の火の神は番所が移動した後に地域の人々が祠を造り祀ったものである。御嶽や火の神には地元だけでなく県内全域からの参拝客も多く訪れ、東御廻り(アガリウマーイ)の拝所となっている。
昭和四十七年(1972年)5月15日、国の史跡に指定された。