平山城 (ひらやまじょう) (川辺城・川辺本城) (市の史跡)
所在地 鹿児島県南九州市川辺町平山7354 2018.12.12
平山城 (ひらやまじょう) (川辺城・川辺本城) (市の史跡)
所在地 鹿児島県南九州市川辺町平山7354 2018.12.12
登城ルート(緑線は車道)
公園管理事務所前の 配置図
本城切岸
新城・運動公園
天神城・キャンプ場
花見城・芝生広場
本城入口
平山城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆ 比高40m】
【感想】 万之瀬川右岸の標高約89mの丘陵に築かれ、本城(二の丸)・花見城(本丸)・天神城・新城の城から構成されていた。
現在は諏訪運動公園やキャンプ場、芝生広場などに利用されており、目立った遺構は見当たらなかった。
【案内】 「諏訪運動公園管理事務所」(表記番地)前に配置図、説明板が立てられている[マップコード198 528 036*50]。天神城・花見城に向かう道路脇にも説明板が立てられている。
一番広い新城には管理事務所、体育館が建てられ、運動公園となり、川辺小学校迄及ぶ広大な城であった。
天神城は東西に細長いキャンプ場となり、花見城は芝生広場として利用されている。本城は駐車場及びその南の小山で、放置され藪化している。
昭和四十二年(1967年)3月25日、南九州市の史跡に指定されている。
【歴史】 築城者や築城時期は不明であるが、明徳四年(1393年)島津総州家の伊久(これひさ)が居城とした。
その後、松尾城(野崎)との間で、島津氏一族同士の大きな合戦が2度起こり、その合戦で戦死した武将の供養塔が町内に残っている。
元和元年(1615年)の一国一城令で廃城になり、麓(現在の中央公民館)に地頭仮屋が置かれた。